ドライブシャフトブーツに注目~!

コバック伊豆大仁店

2013年07月10日 17:06


車に起きた不具合は、早期発見でメンテナンス費用を抑えることが出来るものが
多いものです。今回ご紹介する「ドライブシャフトブーツ」もその一つ、早期発見の
コツと、早期交換の必要性についてのお話です。


◎エンジンの力でタイヤを回すドライブシャフト
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・ドライブシャフトは、エンジンの駆動をタイヤに伝えるための部品
・タイヤから車体の中心あるデフに向かって、水平に渡された棒状のもの
・シャフトの両端にあるジョイントでデフとタイヤの速度を合わせ、
 スムーズに回転させる役割を果たす
・このジョイント部分をほこりや汚れから守るためのカバーがドライブシャフトブーツ
・防水のゴム製で、中にはグリスが充填されている


◎ドライブシャフトブーツは消耗品
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・ゴム製のパーツはそもそも消耗品、ブーツもゴム製品
・更に走行で発生する汚れから、ジョイント部分を身を呈して守っている
・汚れによる経年劣化で、いつかは必ず材質が劣化、ヒビ割れてくる


◎ドライブシャフトブーツが破れるとこんなことに・・・
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・ブーツにヒビが入ったまま乗り続けると、その部分が切れ、
 ジョイント部がむき出しに
・ブーツ内のグリスは飛び散り、ジョイントの内部に水が浸水
・ジョイント部に、サビやほこりによるガタが発生
・ジョイント部の不具合が、次々に関連パーツの不具合や破損を引き起こす
・走行不能で事故につながる場合もあり、命の危険も!!


◎ヒビが無いか、自分で点検しよう
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・ハンドルを大きく切って、車から下りる
・タイヤの内側に、円錐形で蛇腹状をしたドライブシャフトブーツが見える
・ブーツを手で触って、破れが無いか確認する
・手にグリスが付く場合は、内部からの漏れ=ひびが疑われるので要注意!


◎こんな車のドライブシャフトブーツは要注意
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・寒冷地・・・気温が低いとゴムは硬くなり、破損しやすくなる
・オフロード走行・・・跳ね石でブーツが傷つきやすい
・古い車・・・長く使用していれば、ゴム製品は当然経年劣化している


発見が遅れてドライブシャフト全体の交換となった場合には、早期発見でブーツ
のみを交換するのと比べると、何倍も費用がかかることもあります。ブーツが
破れていると車検にも通らない事からもわかるように、不具合を放置してよい部分
ではありません。何より安全走行への不安が少しでもあってはなりません。
気をつけなければ気付かない部品ですが、どうぞあなたの定期点検項目の一つに
組み込んで、注意してあげて下さい。


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