2012年03月31日

ベルト交換は「早め」が決め手!

車に乗って「ベルト」と言ったら?そう、まずはシートベルトですね。
でも車の内部には、他にも色んな「ベルト」が使われていて、とっても重要な役割を
はたしているんですよ。
今回は、その中でも代表的なファンベルトとタイミングベルトの役割やメンテナンスに
ついてご紹介します。

◎ファンベルト
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 ・ファンベルトは、エンジンの回転で発電機や冷却水の循環ポンプを回す役割
  (現在ファンはモーターで回るものがほとんど。昔の名残りでこう呼ぶ)
 ・車を発進する時や加速した時に「キュルキュル~」と異音が聞こえる事がある
 ・これは「ベルトの鳴き」と呼ばれる現象で、ベルトの劣化やゆるみによって起こる
 ・放置しておけば、駆動力の低下はもちろん、ベルト切れの原因となることも
 ・ベルトが切れると、オーバーヒートやバッテリー上がり、ハンドルが重くなるなどのトラブルが発生
 ・もしも異音が聞こえたら、すぐにベルトをチェック
 ・自分でわからなければ整備工場に相談して!
 ・車種によってはクーラーを動かすエアコンベルト、ハンドルを軽くするパワステベルトなどが
  別にある場合もあるが、これもファンベルトと同じく切れたら危険、異音がしたらすぐにチェック

◎タイミングベルト
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 ・エンジンのバルブ(吸排気の弁)を動かすのがタイミングベルトの役割
 ・タイミングベルトが切れて部品同士がぶつかると、最悪の場合はエンジン交換が必要になる
 ・タイミングベルトは隠れているので簡単に点検ができない
 ・従って、走行距離を目安に交換をすることになる
 ・交換費用もファンベルトに比べると高額
 ・それでも安全走行のためには、切れる前の交換は欠かせない
 ・交換基準は車種によって様々、メーカー指定の交換基準の手前での交換がお勧め
 ・車種によっては、タイミングベルトではなくタイミングチェーンの車もある
  チェーンの場合はベルトより長持ち、他のメンテナンスがちゃんとされていれば
  交換しなくても半永久的に使える

◎ベルトのメンテナンス
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 ・エンジンの回転力を効率良く力を伝えるために、ベルトは常に一定の力で
  引っ張るように張ってある
 ・ゴムが伸びたり、弾力が失われると、力を正しく伝達する事ができない
 ・ベルトの張りが緩んだ時も、同じく伝達力が落ちる
 ・ゴムでできているベルトは使っているうちに(使わなくても)劣化するのは必至
 ・弾力のある新品だからこそ伸びて緩みやすい、ということもある
 ・トラブルの未然防止には、ベルトの定期点検・交換が必要不可欠!
 ・ひび割れがみつかったら、そろそろベルトの寿命
 ・「切れてから」では手遅れ、走行距離や年数から判断して、早め早めに交換するしかない


◎自分でベルト交換する時の注意点
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 ・ベルトが複数セットされている場合は、全てのベルトを同時に交換するのが原則
 ・ベルトは張り過ぎてもゆるくてもトラブルの原因、適正な張力で!
 ・Vリブドベルトは専用の器具が必要、プロに任せるのが安心


ベルトが切れてしまったら、車は走れなくなってしまいます。
それが走行中だったら、事故にもつながりかねません。
ベルトはゴム製ですので時間と共に劣化するのは宿命、早め早めの交換で、
安全ドライブを楽しんで下さい!  


Posted by コバック伊豆大仁店 at 16:35Comments(0)自動車のこと