2012年09月18日

スパークプラグでエンジン快調!

車が快調に走行するための3要素は「良い火花」「良い圧縮」「良い混合比」と
言われます。このどれが欠けても不調が起きる訳ですが、今回はその中の一つ
「良い火花」を作るスパークプラグについてのお話です。

◎小さいけど重要なスパークプラグ
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・スパークプラグ(プラグ)は、直径1~2センチ×長さ5~7センチくらいの小さな棒状の部品
・エンジンに取り付けるネジの長さ・太さに合わせて、非常に多くの種類がある
・直接熱を受ける部品のため劣化しやすい
・劣化したまま使い続けると、エンジンの不調の原因になる


◎プラグの理想は「こんがりきつね色」
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・エンジンを適切に点火するには適切な温度が必要
・プラグの先端を見て、「きつね色」に焦げ色がついていれば一番いい具合
・黒かったり、白すぎたり、ぼろぼろになっていたりするのは温度が適切でない証拠
・現在の車は電子制御されているのであまり心配はないが、それでも時々プラグを
 点検しておくと安心


◎プラグは消耗品
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・これまでの話でもわかるように、プラグは消耗品
・耐久性が高い製品でも、必ず摩耗して、電極の先端が丸くなっていく
・摩耗が進むと思うように火花を飛ばすことができないので、正常な燃焼ができず、
 燃費の低下につながる
・プラグの劣化はプラグを外してみないとわからない
・燃費が悪くなった、と感じたら、一度プラグを点検してみよう


◎どのプラグがおすすめ?
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・プラグは使用されている金属によって、値段と耐久性が大きく違う
・イリジウムプラグ・・・耐久性が非常に高いイリジウム合金を使用しているので、
 高価だが永持ち
・白金プラグ・・・イリジウムほどではないが高性能で永持ち、やっぱり高価
・レジスタープラグ・・・一般的なプラグで、性能や耐久性はやや落ちるが非常に安価
・プラグはエンジンの形状に合わせて様々な種類があるので、それを変えないこと
・一つのエンジンには、全部同じ種類のプラグを使うこと
・プラグは摩耗状態を目で見て判断して交換する部品
・白金プラグの普及で、10万キロが寿命と言われるようになったプラグだが、
 実際は7~8キロで摩耗が限界になるケースもあるので油断禁物!


プラグは徐々に摩耗するため、「調子が悪い」と言うのは気付きにくいのですが、
交換をすると「調子が良くなった!」というのは体感できます。
時々は点検して、いつも気持ちよく乗りたいものですね。
自分ではちょっと・・・と言う方は、車検や整備の際にお気軽に点検を依頼して下さい。
  


Posted by コバック伊豆大仁店 at 17:29Comments(0)自動車のこと

2012年09月01日

バッテリー上がりの対処法

バッテリー上がりの対処法

バッテリーが上がってしまった時のお助けツールといえば「ブースターケーブル」。
いざという時には本当に助かるのですが、使い方を間違えるとキケンなことも。
今回は正しい使い方を復習してみましょう。

≪用意するもの≫
・ブースターケーブル
・助けてくれる車(以下、正常車)
・そして、バッテリーがあがった車(以下、故障車)

≪手順≫
1. 2台の車をバッテリー同士が近づくように停める
2.正常車のエンジンを始動したまま、次の順番でブースターケーブルのクリップで挟む
 1)赤いケーブルを故障車のバッテリーの+端子へ
 2)赤いケーブルを正常車のバッテリーの+端子へ
 3)黒いケーブルを正常車のバッテリーの-端子へ
 4)黒いケーブルを故障車のエンジンの金属部分へ
  (エンジンを吊下げるフックなど、どこでもよい)
3.1分ほど待ってから故障車のエンジンを始動する
4.両方の車のエンジンをかけたまま挟んだのと逆の手順で(4→1)ブースターケーブルを外す

故障車は一度エンジンを停めてしまうとまたかからなくなってしまう可能性が大なので、
そのまま整備工場やカー用品店に向かって、バッテリーの点検を受けて下さい。
ブースターケーブルはホームセンターなどで売っています。
車に1つ常備しておくと安心ですよ。
あっ、それから乗用車とトラックは電圧が違う場合が多いので、
必ず同じ電圧の車同士をつないで下さいね。

※車によっては上記手順と異なる場合がありますので、車の取扱説明書で確認してください。
※上記手順でかからない場合、自分では難しい場合はロードサービスを呼んで下さい。  


Posted by コバック伊豆大仁店 at 18:10Comments(0)自動車のこと