2012年12月01日

雪道走行の心得

いよいよ冬本番、慣れない雪道走行、怖いですよね。
思いがけない突然の降雪で、走らざるを得なくなることも。
いざという時に備えて、雪道走行の心得を知っておきましょう。

◎「雪道」といっても色々
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・一言で雪道といっても色々、状況によって危険度は変わる
・圧雪・・・雪が踏み固められた状態、凍結よりは安全だが油断禁物
・アイスバーン・・・一旦溶けた雪が夜凍って氷のようになった状態、超危険
・新雪・・・一面真っ白で道路の境目が分からない
      溝にハマったり、吹き溜まりに突っ込んだりしやすいので路肩に注意
・シャーベット状・・・比較的危険は少ないが、歩行者に泥はねしないように気を付けて

◎雪道走行ではここに注意!
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・雪道は予想以上に路面が滑ることを念頭に置いて、安全速度で走行する
・急発進、急ハンドル、急ブレーキはもちろん厳禁、車間距離も多めに
・下り坂は、フットブレーキとエンジンブレーキも使って速度をコントロール
・発進時と上り坂は、じんわりとアクセルを踏みこむように
≪ガス欠≫
・極寒の中でのガス欠、想像してみてください(寒っっ)
・動かなくなった車は渋滞の原因、周りの車にも大迷惑
≪タイヤ≫
・積雪や凍結で滑る恐れのある道路をノーマルタイヤで走ることは道交法違反、
 罰則の対象になる
・最近のスタッドレスタイヤは高性能、でも過信は禁物、絶対に滑らないタイヤなんてない
≪チェーン≫
・必ずタイヤサイズに合ったものを用意して、事前に一度装着してみること
・スピードの出し過ぎや緩みはチェーン切れの原因、異音がしたら必ず降りて確認して!
≪吹雪・地吹雪≫
・吹雪いて前が真っ白で見えない!そんな時はゆっくり速度を落として、
 ハザードランプも忘れずに
・吹雪の中での走行は、ハイビームよりもロービームで、少し先の路面に目を凝らす
・フォグランプは対向車からの視認に有効、あればすぐに点灯を
≪凍結抑制剤≫
・滑りやすい場所に散布するだけで、道路全部をカバーしている訳ではない
・散布後も降雪が続くと、効果が低減してしまうので要注意!
≪4WD≫
・4輪駆動車だから滑らない!というのは大間違い、一度滑りだしたら立て直しは困難
・FF(前輪駆動車)でもFR(後輪駆動車)でもそれぞれの特性の危険がある

◎お出かけの前に準備、準備!
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・行き先はもちろん、道中の気象条件・道路状況もチェックして
・冬装備は早め早めに!
・備え必須の雪道グッズ
  軍手・スコップ・タイヤチェーン・けん引ロープ・ブースターケーブル
  防寒着・長靴・懐中電灯 など
・その他、ワイパーや冷却水(LLC)を雪国仕様に変えておくと安心
・雪道ではウィンドウォッシャー液は必需品、液量チェックも怠りなく

◎こんな場所は特にキケン、と知っておこう!
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・雪道では危険な場所や状況を早め早めに予測しながらの運転が必要
・長い下り坂・・・緩やかな坂道でも一旦スリップし始めると停まれない!!
・峠・・・急カーブや日陰は凍結が残っている場所が多い
・トンネル・・・山から風が吹き下ろして、出入口付近だけ凍結している場合がある
・橋・・・吹きっさらしなのでとっても凍りやすい!
・早朝・・・前日の凍結の上に積雪があると、とっても滑りやすい
・除雪作業車・・・追い抜く時、除雪前後の段差でハンドルを取られやすい
・雪の回廊・・・吹き溜まりができやすい、乗り上げると脱出が困難

◎スタッドレスタイヤは寿命に注意!
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・まだ溝があるから安心?いいえ、スタッドレスはゴムが劣化して
 グリップ力が落ちたら寿命
・いくら性能のいいタイヤでも、劣化しないゴムは無い
・硬度計でゴムがまだ固くなっていないかを確認! 

最近の車はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)がついていますが、
これはあくまで安全をサポートするためのもの。
雪道走行の安全性は運転者の安全運転と正しい判断にかかっています。
備え万全、安全運転で、冬のドライブを楽しんでくださいね。
  


Posted by コバック伊豆大仁店 at 11:48Comments(0)自動車のこと