2007年04月19日
ラジエター水漏れ
本日、修理に入った車両は
ラジエターの上部(アッパータンク)より
水漏れがありました。

ラジエター(ボンネット開けてすぐ手前にある「あみあみ」の板)とは
エンジンが高温になるので
通常は水を使って冷却する仕組みのことです。
エンジンの熱によって、熱くなった冷却水は
ラジエター上部のアッパーホースから
ラジエター内部に入り、ラジエターの中で
走行風とファンによって冷まされ、
再び、下部のホース(ロアホース)より
エンジンの冷却に循環されます。
つまり、冷却水が熱い状態でラジエターの
アッパータンクに衝突しますので、
アッパータンクは痛みやすくなります。
また、通常のメンテナンスではラジエター冷却水の交換をします。
(交換基準は2年毎なのでだいたい車検ごと)
冷却水を交換しないと、冷却水の錆止めの効果がなくなり、
内部が錆びて水漏れや錆びのつまりをすると共に、
今回のケースは、消泡効果がなくなり、
泡の状態でアッパータンクに当たると
より破壊力が増したと考えられます。
最近、冷却水を交換期間が2年毎より長い
ロングライフのクーラント(ラジエター冷却水)があります。
(T社やH社)
ただし、さび止めの効果は持続するらしいのですが、
2年もすると消泡効果はなくなります。
(ペットボトルに入れてシェイクすると一目瞭然)
泡(あぶく)はオイルなどでも大変やっかいな代物です。
オイルの消泡
水漏れによって、エンジンが冷まされずにオーバーヒートすると、
楽しいドライブは台無しですし、その後の修理も●十万円と高額です。

やはり、定期的に車検ごとの
ラジエター冷却水交換がおすすめです。
ちなみに、その他、ラジエター関連で故障するのが、
前述のアッパーホース、ロアーホース、ヒーターホース、
ホース類のジョイント、ウォーターポンプ等の水漏れ、
ラジエターキャップの効力低下(圧を保つ役割)、
サブタンクのひび割れ等々あります。
車検時以外にも定期的な点検を受けて下さい。
Posted by コバック伊豆大仁店 at 09:48│Comments(0)
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